岡部株式会社

株主の皆様へ

取締役社長 廣渡 眞

 当社は、本年4月に、おかげさまで創業100周年を迎えるに至りました。株主の皆様のご支援に厚く御礼申し上げます。

営業の概況について

 当連結会計年度(平成28年1月1日~平成28年12月31日)におけるわが国経済は、企業収益や設備投資の改善が足踏みするなど、一部に改善の遅れがあったものの、雇用情勢の改善や個人消費に持ち直しの動きがみられるなど、緩やかな回復基調で推移しました。

 当社グループの主な需要先であります建設業界におきましては、第4四半期以降、「2020年東京オリンピック・パラリンピック」関連工事等の建築工事やインフラ関連工事が徐々に着工されたものの、通年として着工の進捗に遅れがみられるなど、工事量が伸びない厳しい環境となりました。

 このような経営環境のなか、当社グループは、主力の建設関連製品事業において、開発・生産・営業の連携による製品開発強化、本年より本格稼働を始めた茨城工場を柱とした生産物流機能の向上等に取り組み、主要製品のシェア拡大を図ってまいりました。

 以上の結果、当連結会計年度における連結業績は、売上高は631億9千万円(前連結会計年度比8.4%減)となりました。また、営業利益は55億2千7百万円(前連結会計年度比12.6%減)、経常利益は57億8千万円(前連結会計年度比11.6%減)となりましたが、ホテル事業の譲渡による特別利益の計上などにより親会社株主に帰属する当期純利益は78億6千1百万円(前連結会計年度比85.7%増)となりました。

今後の見通しについて

 今後の見通しにつきましては、当社グループの主な需要先であります国内建設市場においては中長期の停滞が予測されておりますが、首都圏においては各種大型プロジェクトなどが計画されており底堅い需要が期待されます。
 このような中長期の事業環境の想定の下、当社グループは、創業100周年となる平成29年を初年度とする新たな中期3ヵ年経営計画「NEXT100 ~Exciting Future~」を策定いたしました。
 「NEXT100 ~Exciting Future~」においては、「次の100年(NEXT100)」の飛躍につながる基礎を構築すべく、当社グループの「ビジョン」(将来像)を定め、その実現に向けて「3つの柱となる施策」ならびに「経営基盤強化」に取り組んでまいります。

配当について

 当社グループは、株主の皆様への利益還元を充実させるため、安定的な配当を継続することを基本とし、連結業績を考慮し、併せて企業体質の強化と将来の事業展開に備えるための内部留保の充実などを勘案して決定する方針を採用しております。
 このような基本方針の下、当期の期末配当につきましては、1株当たり12円とさせていただきたいと存じます。すでに中間配当として1株当たり12円をお支払いしておりますので、当期の年間配当は、1株当たり24円となります。
 なお、来期の1株当たりの配当につきましては、普通配当の年間配当24円に、創業100周年の記念配当として年間配当6円を加え、年間配当30円(中間配当15円、期末配当15円)とすることを予定しております。

 株主の皆様におかれましては、より一層のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

平成29年3月

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