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[ 技術職員対談 ]

“礎”となるために。技術者が語り合う、岡部のチカラ。

“礎”となるために。技術者が語り合う、岡部のチカラ。

岡部を知るうえで、欠かせないのが、
そこに集う技術者たち。
彼らは現場で日々何を考え、
どう取り組んでいるのか。

久喜工場に所属するK. M. と、
技術開発部に所属するT. K. 。
ふたりの技術者が、率直に、
時に情熱をこめて語り合った。
彼らの言葉から
岡部のリアルも見えてくるに違いない。

日本に、そして世界に
高品質の製品を提供し続ける岡部の底力。
技術者たちこそが、
そのチカラの源泉なのだ。

talk member

talk member 1×1

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  • 生産技術

    K. M.
    【久喜工場 製造部 製造課】
    1997年入社/工学部 金属工学科卒

    大学時代は材料について学んでいた。その知識を生かしたものづくりに興味を持ち、メーカーへの就職を希望して、岡部に入社した。

  • 技術開発

    T. T.
    【技術開発部 構造グループ 接合開発チーム】
    2000年入社/工学研究科 建設システム学専攻卒

    大学のゼミでは構造系の研究室に所属。大学院に進学後、開発職を希望し、岡部へ入社。研究室で経験した研究・開発の面白さを仕事でも体感する日々だ。

営業と生産、開発の一体感が
岡部の推進力

久喜工場の製造課としての使命は、より良い製品を世に送り出すこと。そのために何ができるか、何をすべきかということに尽きます。

はい。それは私たち開発も同じスタンスです。最近はK. M. さんに図面段階でもアドバイスをいただくことが増えました。営業と生産、そして私が担当する開発が一体感をもって新製品に取り組んでいる実感があります。

以前リニューアルしたブレスターZ※でも、穴の形状や位置についてかなりやり合いましたね(笑)。T. K. さんからデザインが上がってきて、でも工場としてはいかに効率良く、ムダなく生産ラインに乗せられるかが大前提になる。

そうですね。効率的に材料をカットしないとコストの面でも問題が発生してしまいます。K. M. さんとの会話のなかで、そういう部分もかなり意識するようになりました。

私はものづくりが大好きで、やっぱり新製品の案件は心も躍る(笑)

開発担当としては、たとえば製品のカタチを自分の好きな方向へ持っていける喜びがあります。特に岡部は好きなことやらせてくれますからね。課題に対して自分で解決策を模索する。それが具現化される。すごく楽しいです。

※ブレスターZ:
特殊なスリット形状を持つ“木造筋かい用接合金物”で、大きな地震にも耐える性能を誇る。木造筋かい用接合金物としてはわが国初のGOOD DESIGN AWARD 2014を受賞している。

工場担当者と開発担当者が
熱く議論する日々

工場の現場と開発では、仕事を進めるなかで、ここだけは譲れないということがしばしばあります(笑)。だから、工場と開発が共に理解し合い、切磋琢磨しないといけないと思うんです。激しい議論も日常ですね。

お客さまにとってより良いものを作る。その認識が一致してるから、真剣になるんだと思います。

鉄は生き物だから、品質管理の面から精度や寸法に厳しい基準を設けています。そのあたりでも理解し合えるようになってきましたね。

工場と緊密に意見交換する大切さを実感しています。K. M. さんが何を考えているかもわかってきました(笑)。何よりも大切なのは、私たちの先にはお客さまがいるという視点を持ち続けることですね。

理解が深まってる(笑)。T. K. さんはいろんなアイデアを提案してきたり、本当に思う存分イキイキと取り組んでいますね。ブレスターZの独特な形状の穴なんて、T. K. さんらしい素晴らしい発想だと思います。

ありがとうございます。ひとりよがりにならないこと。いつも肝に銘じています。だから、最後には必ず工場に相談しています。それもメールや電話ではなくて、顔を合わせるようにしているんです。

それはすごく重要ですよね。岡部の製造現場で取り組む一人ひとりの社員の意識の高さはもちろんですが、工場と開発が膝を突き合わせて話せることも岡部の強みなんですね。

さらなる発展へ、
工場と開発が手を携えて

岡部は建設資材メーカーですが、競合他社も多く、当然勝ち抜かないといけません。だからこそ、これからも他社には真似できない製品、付加価値のある製品を開発していかなければならないと思います。

そのとおりですね。工場の立場から言えば、材料などたくさんの協力会社さんがいて、皆さんと共に成長していける関係を構築していくことも岡部にとっては重要な課題だと考えています。

私が今担当している木造分野では、強度の低い木材に対して鋼材を用いた粘り強い構造部材を開発するべく研究を進めています。特に、建築という分野については人の命を預かるものですから、これからも安全・安心に貢献できる開発を行っていきたいですね。

私自身は、工場の稼働率を上げていきたいという野望があります(笑)。稼動率が上がれば、働く人たちがイキイキとする。自然に笑顔も増えていきます。より良い製品は笑顔の職場から生まれていくのだと思うんです。それが、岡部の未来を作っていくと信じています。

K. M. さんのように野望を発表させていただきます(笑)。木造分野はスタートしたばかりですが、岡部の一つの事業として成功させたいのです。入社以来実感していることですが、岡部は真面目な会社です。今後もその真面目な姿勢を貫いて取り組めば、未来に進んでいけると思います。

木造の分野も本格的に事業化して、一等賞取りたいですね(笑)。そうして岡部をさらなる発展に導いていきましょう。

チャレンジできる社風が岡部の技術者を前進させる。

T. K. は以前、戸建て免震の開発に取り組んで失敗したことがある。コストの面で採算がとれないと判明し、やっと完成に近づいた技術を捨て一から開発し直した。この新たな開発への発想の転換をもたらしたのが、先輩後輩の垣根なくフラットに議論できる土壌だったと彼は振り返る。そして免震装置は完成。実物大の住宅による試験に立ち会った際、免震が作動し地震を受け流す状況を目の当たりにしたとき、感動と同時に岡部のものづくりの楽しさを実感した。
また、K. M. は、入社当時、建築についての知識がなかったにもかかわらず、順調に成長することができたと自らの経験を振り返る。その過程で成長をサポートしたのは、岡部の自由な風土だ。場合によっては失敗さえも許容する懐の深さが、人材をのびのびと育成させていくのだ。彼は、その姿勢を受け継ぎながら、今後も新人の育成に意欲的に取り組みたいという。ものづくりと人材の育成に共通するのは、自らの意思でチャレンジできる社風。それはこれからも、岡部を牽引する核となるものだ。

私たちが築く次の100年

岡部の挑戦