バーリング杭頭補強工法 杭頭補強デバイス

BRパイルラクウェルPAT.P

BR PILERAKUWEL
国土交通省大臣認定 建築基準法37条2号の規定に係る認定 MSTL-0531
(一財)日本建築センター BCJ評定 FD0599-01

特長

溶接資格

●下向きすみ肉溶接で施工可能

〈施工可能資格要件〉

区分 技能講習 記号(溶接姿勢)
資格 被覆アーク溶接
(アーク手溶接)
A-2F、N-2F
A-3F、N-3F
A-2P、N-2P
A-3P、N-3P 等
資格 半自動溶接 SA-2F、SN-2F
SA-3F、SN-3F
SC-2F、SC-3F
SS-2F、SS-3F 等

職人不足への対応可能!

〈記号(溶接姿勢)の説明〉

F 下向き
V 立向(上進・下進)
O 上向き

従来工法で必要とされてきた「立向上進」(フレア溶接)に変わり、「下向き」の水平すみ肉溶接で施工が可能なため、溶接技能者の不在による工期の遅れを生じません。
※本工法の施工には「基本級」の溶接資格を有する必要があります。

従来工法:フレア溶接(立ち向きV)

本工法:水平すみ肉溶接(下向きF)

溶接コストの省力化
従来工法の溶接方法と比較して、溶接時間及び溶接材料の大幅な削減が可能です。

<試験条件>
本工法   仕様:T-300、溶接方法:すみ肉溶接、溶接長さ:120mm×2段
従来工法  仕様:D22(SD345)、溶接方法:フレア溶接、溶接長さ:220mm(片側5d)

配筋性の向上

パイルキャップの過密配筋の解消(非アンカー形式)

バーリング加工鋼板

●高耐力応力伝達部材

BR鋼板(バーリング加工鋼板)

鋼とコンクリートの応力伝達において高耐力・高剛性を発揮するBR鋼板(バーリング鋼板)を補強部材として採用しています。1枚で約300kNの応力を伝達することが可能な鋼板を採用しています。

引用:田中照久、堺純一、河野昭彦:バーリング加工を活用した新しい機械的ずれ止めの開発
日本建築学会構造系論文集、第78巻 第694号、pp.2237-2245、2013.12
※グラフの荷重-変位関係は「頭付きスタッドの押し抜き試験方法(案)」を準用(試験体・載荷方法)した試験結果です。

工法評定及び材料認定
評定書・認定書
実大実験・FEM解析・施工試験から得られた情報を基に杭頭接合部の耐力評価法・施工方法を構築し、(一財)日本建築センターの一般評定を取得しています。補強部材の「BR鋼板」は、国土交通大臣の認定を取得しています。評定書・認定書は本サイトよりダウンロードできます。