土木事業部
製品・工法案内
ガードクラック ~吹付けのり枠のひび割れ抑制~
ガードクラックは2種類のビニロン繊維の混合した吹付けのり枠のひび割れ抑制用繊維です。
特長
- 1.吹付けのり枠のひび割れを抑制します。
素材である2種類のビニロン繊維により、吹付けのり枠のひび割れの発生やひび割れが生じた場合のひび割れ幅の拡大を抑制します。特に乾燥収縮ひび割れの抑制対策に最適です。 - 2.安定した圧送性を確保します。
0.3体積%混入においては、コンクリート、モルタルのスランプロスが小さく、圧送性を悪くすることはありません。 - 3.セメントとの高い接着性を得られます。
素材であるビニロン繊維は、親水性に富み、セメントと親和性が高いため科学的接着力が大きいという特長を有しております。
仕様
ガードクラックは、2種類のビニロン繊維「GC1」、「GC2」の混合した吹付けのり枠のひび割れ抑制用繊維です。
「GC1」は比較的太径のの繊維で、つなぎ止め効果としての安定した力を発揮してひび割れの幅の拡大を抑制します。
「GC2」は比較的細径で、「GC1」と同一質量で表面積が大きいことによりひび割れ分散性を期待するもので、混合することにより「GC1」単独よりも高いひび割れ幅拡大の抑制効果が期待できます。
呼び名 | 直径 (mm) |
標準長 (mm) |
引張強度 (N/㎟) |
混合比率 (%) |
混入率 (体積%) |
荷姿 (kg) |
---|---|---|---|---|---|---|
ガードクラック「GC1」 | 0.198 | 18 | 975 | 75 | 0.3 | 15 |
ガードクラック「GC2」 | 0.038 | 8 | 1430 | 25 | 18 |
密度:1.3g/cm3
乾燥収縮ひび割れ試験
- ■繊維無(ガードクラック0%)
- ■ガードクラック0.3体積%
- 1. 試験方法
米国道路基準AASHTOPP34-99に準拠 - 2. 供試体モルタル配合
W/C=65%
単位セメント量=400g
「繊維無」と「ガードクラック0.3体積%」
(「GC1」/「GC2」=75/25) - 3. 試験結果
90日後 210日後 繊維無 0.78mm 2.13mm 0.3体積% 0.35mm 0.42mm
ガードクラック0.3体積%混入により、乾燥収縮ひび割れ抑制効果が期待できることを確認しました。
- ■ひび割れ経時変化