Q&A

【工法概要編】

【設 計 編】

【施 工 編】

回答 1.

①プレート補強による在来工法と比較して、トータルコストの削減が可能です。
 ・外周のみの隅肉溶接で済むので施工が簡便で、かつ、溶接量が非常に少なくなります。
 ・片面補強の場合は、さらに梁の反転が不要となります。

②貫通孔部分の存在応力が耐力を上回らない事を確認する事で、梁端部に貫通孔を設ける事が出来ます。

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回答 2.

弊社構造実験センターにおいて、各種実大実験および部分実験を行い、OSリングの耐力・剛性・変形性能等の構造性能を確認し、(財)日本建築センターの一般評定(BCJ評定−ST0135-05)を取得しています。

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回答 3.

LタイプはSタイプの3倍程度断面が大きくなっており、耐力が異なります。
通常はSタイプを適用しますが、梁端部等大きな曲げモーメントが発生する箇所やスパンが短く大きなせん断力が発生する箇所等にはLタイプを適用します。
ただし、Lタイプは貫通孔径が300mmまでとなります。

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回答 4.

Lタイプを2個付ける事でさらなる補強効果が得られます。
例えば、梁せいに対して大きい貫通孔を梁の端部に設けることが可能となりました。
両面補強の場合は必ず同じタイプで補強して下さい。片面にSタイプ、もう片面にLタイプを取り付けても2個分の補強効果を期待出来ません。

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回答 5.

鋼材の種類及び製造方法が異なります。
タイプⅠは建築構造用圧延棒鋼SNR490B(JIS G3138:2005)をローリング鍛造加工することで製造し、タイプⅡは建築構造用炭素鋼管STKN490B(JIS G3475:2008)を切断加工するか、建築構造用圧延鋼材SN490B(JIS G3136:2005)を切削加工することで製造します。

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回答 6.

各種実験及びFEM解析により、窪み部は応力負担が小さい事が確認できたため、窪みを設け、軽量化を図りました。

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回答 7.

材料認定品ではありません。
平成12年建設省告示第2464号第1項第一号(最終改正 平成19年国土交通省告示第623号)に記載の材料を用い、同第三号(ロ)に該当するため材料試験を行い、鍛造加工前後で機械的性質等が同等以上である事を確認しています。

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回答 8.

ローリング鍛造加工の工程は約1,000度に赤めて鍛造した後、空気中で放冷する熱処理工程「焼ならし」を行います。焼きならしとは、鋼を標準状態に戻し、加工による内部のひずみを取り除く事を目的に行う熱処理工程です。組織が微細化・均質化され、伸び・絞り・衝撃値等は向上します。
また、焼ならしは、焼なまし(硬さを下げる)、焼き入れ(硬さを上げる)とは異なり、硬さの変動もほとんど見られないので、降伏点、引張強さもほとんど変わらないと考えます。化学成分も変動しないので溶接性が低下する事もありません。

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回答 9.

隅肉溶接の品質を確保するために、梁フランジ内面からOSリング外縁まで40mm以上離す必要があります。梁せいが小さい梁に大きな貫通孔径を設ける場合は注意して下さい。

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回答 10.

可能です。
仕様ごとに適用貫通孔径を規定しています。形状寸法表をご確認願います。
貫通孔径はφ75〜φ600の範囲であればお客様のご要望に対応できます。

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回答 11.

原則、溶接ゲージで外観検査が行えるようにあきは70mm以上と規定しています。
大梁に小梁を取り付けるためのガセットプレートや横補剛のためのリブプレートからも70mm離して下さい。梁フランジ内面からOSリング外縁までのあきについては、溶接実験を行い40mm以上あれば溶接の品質を確保できる事を確認しています。

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回答 12.

下記連絡先までお問い合わせ願います。
 岡部株式会社 技術開発部 TEL:03-3624-5358
また、こちらからダウンロードも出来ます。

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回答 13.

全強設計ではありません。貫通孔部分の存在応力がOSリングを用いた貫通孔部分の耐力を上回らない事を確認する必要があります。

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回答 14.

OSリングは、梁端部においても無孔梁と同等の構造性能(剛性・耐力・塑性変形能力)を確保する工法です。在来工法(プレート補強)のプレート形状によってはOSリングを上回る耐力を有する場合も有ります。しかし、塑性ヒンジ部での設置を考えた場合、無孔梁の構造性能よりも強くなり過ぎ、はり崩壊を想定して設計していたのにも関わらず、柱崩壊に繋がる事が懸念されます。適切に補強する事が必要と考えます。

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回答 15.

無検討で変更する事は出来ません。原則として貫通孔部分の存在応力(曲げモーメント・せん断力)がOSリングの耐力を上回らない事を確認する必要があります。
図面等によるご指示を戴くことで、技術スタッフが検討を行う技術サービスを行っています。

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回答 16.

貫通孔部分の存在応力がOSリングを用いた貫通孔部分の耐力を上回らない事を確認する必要があります。
図面等によるご指示を戴くことで、技術スタッフが検討を行う技術サービスを行っています。

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回答 17.

「OSリング検討システム」等の検討用ツールを用意しています。詳細はマニュアル及びカタログ等をご参照願います。検討用ツールで検討できない場合は弊社までお問い合わせ願います。
図面等によるご指示を戴くことで、技術スタッフが検討を行う技術サービスを行っています。

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回答 18.

「OSリング検討システム」はある仮定条件により検討します。必ず、構造設計者様がその仮定条件を確認・了承した上でOSリングのご採用をご決定下さいますようお願い致します。
また、「OSリング検討システム」は応力検討結果です。必ず、カタログのP.4等に記載している適用範囲をお守り下さい。

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回答 19.

貫通孔位置・径・梁サイズ・梁鋼種・梁スパン・柱サイズが分かる構造図【伏図・スリーブ図・柱梁の断面リスト】が必要です。原則、図面はCADデータでお願い致します。画像データやFAXの場合は値が読み取れるようにして送付して下さい。
さらに、構造計算書の応力図【鉛直荷重時・地震時(もしくは風圧力時)・終局時(もしくはメカニズム時)】を戴ければ、存在応力により詳細な検討が行えます。

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回答 20.

設計者の指示に従います。通常はDS算定時の応力図で行います。

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回答 21.

「OSリング検討システム」で検討を行う事ができます。ただし、鉛直ハンチ、水平ハンチが設けられている場合はお問い合せください。
 岡部株式会社 技術開発部 TEL:03-3624-5358

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回答 22.

評定書・標準図・検討書や場合によっては評定報告書が必要になると思われます。
確認申請時に貫通孔位置が明記できる場合
「OSリング検討システム」で検討を行い、検討書として添付して下さい。「OSリング検討システム」の検討方法は「OSリング検討システム」のマニュアルをご参照願います。
梁貫通孔位置・数が未決定・変更の可能性がある場合
梁貫通孔の位置変更を見込んであらかじめの検討を行って下さい。「OSリング検討システム」で設置可能範囲を求め、検討書として添付して下さい。「OSリング検討システム」の検討方法は「OSリング検討システム」のマニュアルをご参照願います。

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回答 23.

梁の断面算定時に軸力を考慮する場合と考えます。具体的には、ブレースが取り付く梁や鉛直方向に大きな勾配を持つ斜め梁等です。

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回答 24.

カタログのP.6に実験結果を示しています。初期剛性は無孔梁の試験体と比べ、ほぼ同等と考えています。

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回答 25.

規定はありませんが、梁せいに対して大きな貫通孔を3個以上連続して設け、かつ、連続孔の間隔を1.5d(d:大きい方の貫通孔径)とした場合などは剛性低下が懸念されます。

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回答 26.

貫通孔部分の終局時部材応力が本工法の短期許容耐力を超える範囲です。

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回答 27.

SN400Aは炭素当量または溶接割れ感受性組成が規定されていません。また、降伏後の変形性能が保証された鋼材ではありません。よって、塑性化しない部分のみと限定しています。
弾性範囲であれば溶接部に作用する応力も小さく使用可能と考えます。

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回答 28.

部材種別がFC及びFDの梁は早期に局部座屈が発生し、急激に耐力が低下するとともに塑性変形能力が乏しい部材です。よって、崩壊メカニズム時に貫通孔位置が短期許容応力度以下に収まる事を確認する必要があります。

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回答 29.

各種実験により、OSリングは製品記号毎に必要隅肉溶接サイズSを規定しています。隅肉溶接のサイズは必ずS以上として下さい。OSリングの内面には、「ロットNo.・必要隅肉溶接サイズ・溶接方向」が記載されたシールが貼付されています。

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回答 30.

タイプⅠは外径が大きい方が溶接面です。タイプⅡはどちらの面も溶接可能です。

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回答 31.

OSリングの防錆剤には『タセトシルバー』を使用しています。タセトシルバーのカタログにはそのまま溶接可能と記載がありますが、メーカーに確認した所、溶接不良が出る可能性があるため剥がすように説明を受けています。よって、確実に溶接を行うには剥がす必要があります。溶接をしない箇所は剥がす必要はありません。そのまま、一般さび止め塗装などの上塗りが可能です。詳細は施工マニュアルをご参照願います。

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回答 32.

具体的な数値は分からないため、メーカーに確認しました。
ガスバーナーは数千度にもなり、シルバーの塗膜を炭化させ、最終的に完全分解します。バーナーで炙り炭化したが、完全に分解せずに残留しているものがあれば、溶接への影響が考えられるため、ブラスト処理などで除去した方が良いと思います。

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回答 33.

何mmはつり取っても良いと言うことは出来ませんが、溶接補修を行えば再使用は可能です。

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回答 34.

OSリングの外周を全周隅肉溶接するだけなので在来のプレート補強と比べ、溶接量が著しく低減されています。よって、溶接による熱歪みの影響は小さいと考えます。

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回答 35.

耐力上は問題ありません。ただし、片側に連続して溶接すると、梁が熱歪みにより変形する事がありますので、適切な処置を施す必要があります。両面に交互に取り付ける事で歪みを小さく抑える事ができます。

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回答 36.

本工法は隅肉溶接の品質が重要です。均一な溶接を行うためには水平隅肉溶接を行う事を原則としています。建方後では水平隅肉溶接が行えないため適用不可です。

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回答 37.

製品の仕様上、製品の内径寸法がカタログ値の内径寸法よりも、タイプⅠで1mm程度、タイプⅡの鋼管切断加工で10mm程度小さくなります。ご使用の際は設備配管などの収まりに充分ご注意願います。

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回答 38.

内周溶接分の耐力上昇は見込めません。内周を溶接していないものとして耐力を評価します。

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回答 39.

各種実験は芯合わせで行っています。芯ずれがどの程度耐力・剛性に影響を及ぼすか検討を行っていないため、制限を設けています。

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回答 40.

梁ウェブが面外に変形し、OSリング溶接面との隙間が2mmを超える場合は、適切な対処により梁ウェブの歪みを取って下さい。梁ウェブに載置したOSリングを叩いて歪みを矯正することは厳禁です。

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回答 41.

弊社では判断出来ません。一般の貫通孔補強工法と同様に行って下さい。

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回答 42.

めっき工程中に溶接をしていないOSリングの内側から酸が侵入し、不めっきや錆の発生原因となります。酸が侵入しないようにOSリングの内側も隅肉溶接をして下さい。
OSリングは全面に防錆剤『タセトシルバー』が塗布されています。メーカーに確認した所、クロム・鉛系ではなく、油性塗料に当たりますが、脱脂工程で完全に除去するのは難しく、ブラスト処理により完全に除去願います 。

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